TAKAOに着いたら、なにしよう。course04「吊り橋、のち、釣り対決。」9:48 A.M. 高尾山4号路 →3:29 P.M. 浅川国際鱒釣場

父と息子、秋のTAKAOを大冒険。今回、TAKAOを行くのは、父と子2人。ちょっとビビリ屋な息子が、エコーリフトや吊り橋に挑戦! 鱒釣りでは「パパに負けないぞ!」と意地を見せ……。たまには男同士も、いいものだね。そんな初めての2人旅。
さあ、TAKAOで“なに”できた?

今回、TAKAOを行くのは仲良し女子大生2人組。気持ちのよい緑豊かな初夏の高尾山へGO! 渓谷を『飛び石』伝いに登って頂上を目指し、『願い石』があるお目当ての薬王院へ。ご利益があるという石に、それぞれの想いをしたためて……。さあ、TAKAOで“なに”できた?

8:42 A.M. 高尾山口駅〜山上駅

山より海がいい! と騒いでいた息子。
リフトで早くもご機嫌。

「そういえば、パパと2人だけでどっか行ったことってあったっけ?」
「近所の公園には行ってるぞ!(笑) ま、たまには、ちょっと遠出して“釣り”でもするか!」
そんな会話から始まった今回のTAKAO行き。釣りに行くというのに、行き先が“山”ということに息子は納得がいかないらしい。「海じゃないの!?」とすねるのをなだめつつ高尾山へ。
山頂まで歩いて登ってみようかと提案したけれど、まだ海への執着が捨てきれない息子の反応はあまりいいものではなく……。それなら“アレ”に誘ってみるか。スリル満点だけど抜群の景色が楽しめる“エコーリフト”!
息子の手を取り、「せーの!」でリフトに腰を掛ける。グーンとリフトが上昇すると、あっという間に周囲の景色が変わり、山の自然の中に引き込まれていく。なんとも気持ちがいい! うっかり後ろを振り返ってしまった息子、「全然怖くない!」と言い張っていたけれど、内心ドキドキしていたことは表情と手の握り方から一目瞭然。なんといっても、息子は大のビビリ屋だからなあ。それでもだんだん慣れてきたのか、降りる頃には緊張もほぐれて笑顔に。「帰りもリフトだよ!」と元気よく手を挙げる。いやいや、帰りは釣りに行くんだからさ。また今度な!

9:20 A.M. 高尾山展望台〜4号路

展望台で大パノラマを堪能。
お次は恐怖の(?)吊り橋体験!

「ここから先は歩いて登るぞ」
「その前に、あの上に登ってみたい!」
と今一つ息が合わない父と息子(笑)。ここはひとまず息子の望み通りに……と、息子が指差した『高尾山展望台』へ寄り道。この日は空気が澄んでいて、東京スカイツリー®もしっかりと見える視界の良さ! 息子は、横浜のランドマークタワーも見えた、と大騒ぎ。そして「高尾山名物天狗ドック」なるノボリを発見し、「食べたーい!」とのリクエスト。これから山道を行くわけだし、お昼はまだまだ先だから、親子で半分ずつにすることに。しかし、長すぎるぞ『天狗ドック』!  天狗の鼻よりも絶対にずっとずっと長い。ソーセージがパンから思いっきりはみ出してる(笑)。半分でもなかなか食べ応えあるぞ。
そうそうこの展望台、眺望もすばらしいけれど、夏場はここがビアガーデンの会場になるっていうのもそそられるところ。大パノラマをつまみに飲むビール、格別だろうな。惜しくも今年は時期を逃したから、ぜひとも来年リベンジしよう。

じゃあ、そろそろ山頂を目指そう、ということで2号路経由で4号路へ。なぜかというと……、4号路の途中にはビビリ屋の息子に体験させたい恐怖の吊り橋があるんだよね。そんなものが行き先にあるとは知らず、鼻歌まじりに山道を弾むように歩く息子。しばらくして、目の前に大きな吊り橋を見つけたときの、あの息子の驚いた顔といったら(笑)。
リフトのときと同じように「怖くないよ!」と強がりながら、恐る恐る吊り橋へと足を踏み出す息子。最初は腰が引けていたけど、思ったよりしっかりした橋とわかって安心したのか、だんだん揺れを楽しむ余裕が出てきたようだ。オドオドしながらも、行って……戻って……を繰り返し、気が付けばなんと吊り橋を3往復! これで息子もビビリ屋の汚名返上か!?

11:25 A.M. 高尾山山頂〜いろはの森

山頂で父特製のおにぎりを頬張り、
『いろはの森』を通って釣り場を目指す!

「山頂に到着したぞ!」
「ヤッター! やっとご飯だー! 今日のお弁当って何?」
ようやく到着した山頂でリュックから取り出したのは、父特製(?)のお弁当……というかおにぎり。男らしいビッグサイズ、見た目はカラフルに工夫したけれど、肝心の味のほうは……!? てっきり、がっかりされるかと思ったけれど、普段から母親の凝ったお弁当を食べ慣れている息子にはむしろこれが新鮮だったらしい。「うまい!うまい!」を連発。

頂上で一休みしたところで、いよいよ釣り場へ向けて出発。1号路から「いろはの森コース」で日影沢に向かう。長ーい木の階段で始まるこのコースには、“いろは48文字”が頭文字になっている樹木が植えられているらしい。点在する看板には、それぞれの樹木の名前や和歌が書かれているものあり、なかなかシャレた演出。これは、国語が苦手な息子の勉強にも良さそうだと、一生懸命興味を向けさせようとしてみたけれど、彼にはさすがに風流すぎたようで(笑)。結局、しりとりをしたり、お笑いネタを披露し合ったりとおバカな話題に終始。そんなお気楽な男同士の会話のおかげで、傾斜がきついポイントでもまったく苦にならず。途中で見つけた沢でも「水が冷てー! でもサイコー!」と大騒ぎ。そんなこんなで、気付けばもう麓(ふもと)。よーし、目的の『浅川国際鱒釣場』はもうすぐ!

2:38 P.M. 浅川国際鱒釣場〜高尾山口駅

『浅川国際鱒釣場』で父と息子の
釣り対決!はたして、その結果は……!?

「おっと、ここが釣り堀だ!」
「僕にも釣れるかな!」
『浅川国際鱒釣場』に到着し、早くもテンションが上がる父と息子。都心から1時間ちょっととは思えないロケーション。気持ちイイ!
さっそく準備開始。竿の持ち方やら、竿を引き上げるタイミングやら、父から息子へ釣りの基本を一通りレクチャーしたら、いよいよお待ちかねの釣りスタートだ。まずは父が手本を見せようと、息子を隣に座らせて竿を振る。最初は横でぺちゃくちゃしゃべり続けていた息子もいつしか静かに。じっとヒットするのを待つ、この静けさがいいんだよねー、なんて考えていたら、キターッ!! 釣り上げたのは小ぶりだけれどキレイな鱒。「ヤッター!」とピチピチはねる魚を見ながら大興奮の息子。すっかり“男の子魂”に火が付いたらしく「今度はボクの番! どっちが多く釣れるか競争だ!」と真剣な顔で竿を握る。だけど、なにせ初心者。ようやく針にかかった鱒、引き上げるときに逃げられてしまった。そうそう、よくあるんだよね、せっかく釣った魚に逃げられること。それでも、「次いこ、次」とめげない息子、しばらくすると2度目のヒット! すかさず網でフォローしようとしたら、「自分でやるから!」と父の手を振り切り、見事に自分1人で釣り上げた。よし、ここからは男と男の真剣勝負だ!
さて、そんな釣り対決の結果は……なんと息子の勝利! ビギナーズラック!? いや、釣り上手な父のDNAのおかげ!?(笑) それにしても、後半戦では釣り上げる姿もサマになっていたし、我が子ながらスゴイもんだと感心していたら、「これ、早く食べたいね!」と息子。ハハハ、やっぱりまだまだ子どもだな。

こうして、釣りの楽しさに目覚め、ビビリ屋も克服(?)した息子。高尾山口駅へ向かうバスの中、「たまにはまた男同士で出かけようよ!」となんてうれしいことを言ってくれたかと思えば、「腹減ったー!」だって。これも、今回の旅を楽しんでくれた証拠だよな!? 男同士のTAKAO、次回も釣り、で決まり!

今回のおすすめコース

エコーリフトや吊り橋のスリルを楽しみ、鱒釣りのワクワクを体験!それでは、父と息子が男同士でたどった今回のコースをご紹介しましょう。